白浜のパンダ

パンダといえば、日がな一日のたくたとしていて、食っちゃ寝食っちゃ寝しているとい うイメージしかなかった私に、とても衝撃を与えたパンダがいます。それは南紀 白浜のアドベンチャーワールドにいるパンダ。その名を「蓉浜(ヨウヒン)」と いうメスのパンダであります(^^)

ことの起こりは、2年前、ダンナと9月の連休(お彼岸の頃)にどこかに行 こうかって話でした。そこで「だったら白浜がいい!」と私が勝手に決めたので したね。決めるのは私、連れてくのはダンナ(笑)

白浜は以前、お伊勢さんが遷宮の年にちょうどいいやってことで、三重観光 の帰りに立ち寄ったことがあります。伊勢神宮に行ってからから西へ向かって電 車を乗り継ぎ、和歌山県を海沿いにぐるっと回って奈良へ抜けるという旅行を敢 行したときちょこっとだけ寄ったのでした。で今回のルートとしては、高野山に行き、 熊野本宮へ行き、温泉に泊まり、二日目に白浜ってパターンをとろうってことだ ったのですが、途中アクシデントがあり、本宮は二日目の朝行くことに なってしまいた。そんなわけで結局、白浜のアドベンチャーワールドへ着いたの は二日目のお昼過ぎ。朝からあちこち遊ぼうと思っていた私のもくろみは見 事にはずれました。

で、入場したら、パンダがいるってことじゃないですか!えええ?パンダな んてここにいたんだけっけ?そう、パンダは来てからまだ1年しかたってないっ てことで、私が以前訪れたときには確かにいなかったモノです。あらあら(^^)そ れはラッキーだわって思ったのですが、パンダが来たせいか(?)ガイドブック にあった入場料よりも1000円近く高かったような気がする(^^;;) そんなに 古いガイドブックじゃないはずなのに(苦笑)(この時点では私、アドベンチャー ワールドにパンダがいるのを知らなかったのだな。でもって、私はパンダスキーなので このハプニングにはびっくりしたのだな)

で、とりあえず園内に入ってみると、サファリワールドのような園内バスや 、草食動物ゾーンを巡る貸し自転車なんかもあります。入園した時間が結構遅か ったので、全部を見て回ることはできそうもなく、とりあえず水槽の館へ行き、 イルカ、シャチなんかの水の中の芸に見ほれました。お決まりの、水槽近くの観 客席は水しぶきをかけられてきゃーきゃーいってましたし、それなりに楽しかっ たです。で、それが終わって、園内パンフなんかを見て、次にどこへ行くか決め ていたとき、やっぱりパンダ舎があったらそれしかないでしょう(^^)しかしその 時点で閉園の1時間ちょっと前でした(くすんくすん)時間がないのでサファリ 見物も、遊園地施設での遊びもなんにもなしだったのですが、それでもやっぱり パンダでしょう!(断言)パンダ娘の異名をいただいたこともある私が(これは またの機会に譲ります)、パンダを見ずには帰れません!レッサ ーパンダもいたのですが、レッサーパンダは結構どこの動物園に行ってもいます し、街の公園とかにもいたりします。やっぱりここはジャイアントパンダでしょ う!!

パンダ舎に行ってみると、本日のパンダは室内にいますとのこと。パンフレ ットには屋外の遊び場でじゃれている二匹の姿が写ってたので、ちょっと残念。 しかし室内でも十分おかしかったですよ(苦笑)彼らは。

パンダ舎に入ってみると、一番人気であるはずのパンダ舎なのにほとんど人 がいない(苦笑)あれれ、こんなにゆったりとパンダが見られる機会なんて滅多 にないぞとまずは私は気をよくします。そのうえ、当のパンダは寝ていません! しかも動き回っています!!うわあああ、動いてる、動いている!私はパンダが よく見える位置に陣取ってガラス越しに食ういるように見てました。そのうち、 パンダがおもしろいことをたくさん始めます。

この時、運動場には二匹のパンダがいたのですが、 一頭は木の滑り台の上で悠然と構えてごろごろしているの ですが、もう一頭はあちこちをいったりきたり。(どうやらそのうろうろパンダ がメスの蓉浜だったようです)蓉浜は、のたくたしながら部屋中を八の字を描い て歩いてました。そのうち、部屋の隅にある小さなプールとも池ともつかないよ うな水溜に顔をつっこんで水を飲む様子。それを「落ちるなよー、落ちるぞお。 あっ、あっ!」なんて私が云っているうちに、やっぱりというかその蓉浜、お約 束通りをやってくれました(苦笑)水を飲もうとして足をつるって滑らせて、水 の中へドッボン!(^^;;)あれあれ何やってんのよおって大笑いしました。で、当 の蓉浜はバツ悪そうに水からあがって、ブルブルっとやって、「あたしは水にな んて落ちてないもんねー。そんなことしてないもんねーだ」って感じでその場を 離れます。その仕草があまりにもかわいくて、「何やってんだかね〜」と思わず ほほえんでしまう始末。


悠然としている永明とせわしなく動き回る蓉浜

のったのった運動場をあるく蓉浜

足をがじがじの永明

そのうち蓉浜はもう一匹(オスの永明=エイメイ)に忍び寄ります。一 人で遊んでいる永明がいる滑り台に、階段側でなく滑り降りる側から登り始めま す。でもつるつるしていてなかなか登れません。あんたねえ、階段からのぼらなく ちゃ登れないんじゃないの?人の助言など何のその。蓉浜はそれでももくも くと滑り降り側から、永明向かって何かをけしかけています。で、それが届かな いとなると、永明はパンダ座りをしていたのですが、その足めがけ てパンチを繰り出します。えええ?パンダってそんなことするのぉ?

私は 自分の目を疑いました。だってパンダって、のたのたして昼寝してご飯食べてま た寝て、ごろごろしているものだとばっかり思っていたから、そんな攻撃的 な(というかじゃれている)パンダを見たのは初めてだったから。私もなんか興 奮してきます。その永明がいた滑り台って、人間用の感じじゃなく、台形をして いて、登るところと降りるところのあいだが、結構スペースあったんですね。そ こで永明はごろごろしてたんですが、そこへようやく階段側から蓉浜が乱入する 方法を理解したようで、のっしのっしと登りついてきて、へへへやっときた わよんって感じで、しきりと永明にちょっかいを出します。


よからぬことを考えている蓉浜…


永明に戦いを挑む蓉浜(階段を登る)

最初は頭をこづく程 度のことだったのですが、そのうち相手の体にかじりついてみたり、技をかけて みたりし出します。で、最初のうちはうるせーな程度の永明、そのうち本気 で対応し出します。じゃれているつもりの蓉浜に、本気で反撃してきて、蓉浜も ちょっとびびている様子。だったらやるなよなあ(苦笑)なんて思いつつも「が んばれー。負けるなー」ってなぜか私は、蓉浜の応援を始めています。しかあし 、蓉浜がどんなにがんばってみても所詮、男の子の永明には勝てません。滑り台 からごろんごろんって落とされて、「ふみー」って泣いているような蓉浜。 でも彼女はそこで負けてはいませんでした。再度滑り台上部に登っていって、 永明ととっくみあいのじゃれあいを始めます。おお、うわああ、え?あああ あああ、なんてこっちまでエキサイト。まるでパンダプロレス!(なんてモ ノがあったらWWFから抗議が殺到するんだろうなああ。もちろんジョークです からねー)でも私はそんな蓉浜のやられてもやられても立ち向かっていく姿に感動 すらしていました(ホンマかいな^^;;)


パンダパンチをくりだす蓉浜(?)

パンダがダンゴ…(どっちがどっちか判らんわい)

「どーだ参ったかあ?」「まだまだぁ〜!」

蓉浜を蹴落とし満足な永明

で、その蓉浜もやられっぱなしではいません。滑り台から二人でとっくみあ いをしていて、二人でころころころと落ちてきたりもしました。そのときは本当 にはらはらどきどき。あんなに大きなモノが、滑り台からではなく、上部からそ のまま落ちてきたら、いくらパンダとはいえ痛いぞって思ってたので、力が互角 で、取っ組み合ったまま動かなくなってしまったときは、落ちるぅうううって大 騒ぎしてしまいました(笑)で結局二人は取っ組み合ったままごろんごろんと落 ちてきて二人とも床にゴンしたみたいです(^^;;)

そこでとーとつにダンナの存在を思い出して(苦笑)、どこ行ったの?と目 で探すと、階段になっている観覧場所で所在なさそうに立っていました。 あははは、パンダの乱闘に我を忘れていた私。ダンナはあきれ顔でパンダと 、私の大騒ぎを見ていたそうです(苦笑)

で、パンダですが、その後も地上にて蓉浜は永明に向かってゆきます。 まあ、喧嘩じゃなくて、じゃれあいなのはわかるけど、そうなってくると永明も うっとおしいのか、しきりとおっぱらおうとします。そのうち永明は本気でキレ たのか、蓉浜にむかってパンチ!きっと蓉浜は「いててててー、いったあ あーいい!」と思ってたことでしょう。でもそれで終わる蓉浜のいたずらではな い(苦笑)ちょっと拗ねたようにして、あちこちを歩いているふりをしながら、 スキあらば永明の背後から「えーいめーいちゃん!」と忍び寄る。そのたび ごとに永明は「うんなろおお!」ってパンチをぶちかましたり、がぶりと歯形を つけてみたりするんだけど、お転婆蓉浜にはそんなものは通用しなかったらしい です。機会を伺って何をしでかすかわからない蓉浜。

ダンナが「そろそろ行くよ」って云うから仕方なく移動することにして、そ の前にパンダとツーショット写真をとってもらいました。動いているパンダをこ んなにのんきに見られたなんて、これはラッキーだわって感謝して(^^)外へでる とダンナの小言が待ってました。「まったくパンダ見るのに何時間見てるん だか」そんな何時間も見てないもん。(確かに小一時間くらいは見てたけど) おまけにその日は接近していた台風の影響で風が強く、半袖を着ていたダン ナは寒かったんだそうです(私は長袖のブラウスを着ていたからそうでもなかっ た)で、寒い中、パンダの乱闘とそれをあおっている私を見ていたダンナ というのも確かに気の毒ですね(わはは)

パンダ舎を出たところに、パンダのグッズが沢山売ってましたが、私はその 時何も買いませんでした。ほしかったのは山々ですが…。で、パンダのお店を バックに背景がパンダだらけのとこで写真を撮ってもらい、そこで時間はなくな ってしまいました。えーん。

結局水中ショーとパンダで終わってしまった今回のアドベンチャーワールド 。閉園時間が午後5時なんてはやいよねえと云っても仕方ないんだけど。もう少 し遊びたかったよおおお。(でも結局パンダを2〜3時間見て終わりってことに もなりかねないんだなって、自分で云うけど) 

ってのが、白浜のパンダとの出会いでした。あんなに動き回るパンダは初め て見たので、とっても感動してしまい、それ以来「また行こうね」とダンナに云 ってます。でもダンナ曰く、行かなくてもここにいるからいいって云います。 そう、それ私のことらしい(苦笑)

普段は食っちゃ寝しているくせに、何か悪さをたくらむと、背後からそっと 近寄ってきて仕掛けるとこなんてそっくりだそうです。で、結局は負けて泣くく せに、悪さをしかけては、尻尾かまれたり、パンチ食らったりするのに、ちょっ かいだしにいくところなんかはそっくりだそうです、ハイ(苦笑) そうかもしれない。ダンナにいたずらをしかけて、 最後には泣きを見るとこは似ているかもしれない(^^;;) そこで、私はダンナに「暴れん坊パンダ」と命名されてしまいました(^^;;) あははははは。

その上、その旅行の際に行った、熊野本宮からのぐねぐね道を通ったときに具合が悪くなって吐いて しまったこともあって(失礼!)、その時の旅行の話をする度に「うちには暴れん 坊パンダと、ゲーする(芸する)パンダがいるからな」って云われます。とほほほ ほ。

白浜のパンダは繁殖計画のために1994年に中国政府から貸与されてるっ てことですので、そのうち帰ってしまうのかな。その前にまた会いに行こう!っと。 で、その後とあるJR大阪環状線の駅に白浜のパンダを模したと思われる巨 大なパンダの像が飾ってあり、それを見に行ったりもしました。電車の宙 づり広告でたまにアドベンチャーワールドの広告があったりして、いつもパンダ を目で追ってしまってます。うん、あいつはかわいい!あいつはかわいいよおお 。(自分が似ているって云われたからじゃないけどさ)

みなさんもアクティブなパンダを見たいのであれば、白浜のパンダがお薦め ですよ!南紀に行ったらパンダを見よう!

(97.07.13)

加筆修正&写真掲載(03.12.30)




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